動詞・進行形にできるかできないか
こんにちは。千里丘教室の浜本です。
今日、英語の授業の中で、現在進行形を勉強しました。
そこで、生徒さんから
I know him.
と
I am knowing him.
は、どっちも「私は彼を知っている」じゃないのか。
と言う質問が出ました。
いい質問ですね。
「動詞には進行形にできる動詞とできない動詞がある。
know はできない動詞なんだよ。」と答えました。
続けて「know の他に like や have も進行形にできないよ」
と言い、
「read や eat や swim など進行形にできる動詞との違いはなんだろう」
と聞きました。
その生徒さんの答えは、
「心の動きか、体の動きの違い」
なかなか鋭く、新説登場、正解かと思わせる回答です。
正解
進行形にできるかどうかの見分け方。
1分ごとに中断して、再開できる。 → 進行形にできる。
「know・知っている」は、1分忘れて、また再開なんてできません。
なので、冒頭の I am knowing him. のような進行形にはできないのです。
ここで注意ですが、haveは、「食べる」と言う意味では進行形になります。
「I am having lunch. 私はランチ中だ。」
「食べる」は中断、再開が可能だからです。
進行形そのものに「途中だ」と言う意味あいが含まれている、とも
付け加えておきました。
I am playing baseball. 「私は野球をしている(途中だ)」
だから、その途中がない動詞は進行形にならないのだよ。
と、説明したら生徒さんは納得してくれました。
もうひとつ、
じゃ現在形はいつしてるの。
との質問も。
確かに進行形は、上記のように、今まさにしている(途中)なのですが、
現在形の I play baseball.「私は野球をします。」は
いつしてるのでしょうね。
現在形は、「現在も過去も未来も、いつも」なのです。
現在形って名前がおかしいんだよ、と伝えました。
I play baseball.は「私は(いつも)野球をします。」
って事で
野球部員、プロ野球選手が使う言葉だと言うと、
その野球部の生徒さんは少しうれしそうでした。