三平方の定理の楽な計算方法
2016.05.31
こんにちは。修優舘の道明です。
少し暑くなって来ましたね。
皆さん暑さに負けずに頑張って下さい。
さて、早速ですが、
今日は三平方の定理です。
このような直角三角形がある時、
c2=b2+a2
が成り立ちます。
これを「三平方の定理」といいます。
こんな問題が出ます。
【問題】
「a=7,C=25 の時のbの値は❔」
こんな問題、皆さんならどうやって解きますか?
えーと・・・c2=b2+a2
だから、
25の二乗=b2+7の二乗だから・・・
25の二乗=625 7の二乗=49
625=b2+49 ここから移項して
b2=625-49
b2=576
b2=だから・・・576を素因数分解して・・・
b=24!
こんな解き方してませんか?
こんな計算方法では、計算がややこしくなる上、計算ミスをしてしまいます。
それでは、解きましょう
まず、
b2=c2-a2
と移行します。
するとなにやら因数分解できそうな形になります。
因数分解します。
b2=(c+a)×(c-a)になります。
a=7,c=25 を代入します。
b2=(25+7)×(25-7)
b2=32×18
になります。ここで32×18をせずに・・・
32=2×16
18=2× 9
に分解しときます。
b2=2×2×16×9となり
16は4の二乗、9は3の二乗なので、
b2=2×2×4×4×3×3
b=2×4×3
b=24
となります。
どうですか?
25の二乗の計算、素因数分解の計算がなくなり、計算ミスは必ず減ります。
ではもう一問
【問題】
同じ図で b=24、C=25の時のaの値は❔
もうできますね。
a2=c2−b2
=(25-24)×(25+24)
= 1×49
=49
a=7
今回は暗算でできますね。
次回は泉丘教室の小学生に非常に評判の良い
算数マジックを紹介したいと思います。
それでは、皆さん体調に気を付けて頑張って下さい。