音読について①
伊丹北教室担当の高畠です。
期末テストが終わり、今日は伊丹市総体です。
荒牧中の三年生には精一杯頑張ってきて欲しいところです。
さて、今回からは国語の学習における音読の重要性について書いていこうかと思います。
まず初めに《国語力》についてです。
この力はどのようなものと考えますか?
この言葉は非常に曖昧ですが、しかし非常によく使われる言葉です。私も良く使います。
しかし、子供たちは
「国語力をつけなさい」
とだけ言われても、
「じゃあ国語力をつけるにはどうすればいいの?そもそも国語力ってなんなん?点数が取れればいいだけなの?」
と、良く分かっていないことがほとんどです。
よく言われるのは『本を読むこと。活字に触れること。』
確かにこれは1つの国語力養成のための手段だと私も思います。
しかしそれは元々ある程度の国語力がある子でない限りはなかなか効果が出ないものであるとも思います。
では、問題となっている国語力とは何なのか。
私は
『言葉を使って説明し、伝える力』
と生徒にも伝えています。
自分の考えや知った内容、読みとった内容を自分の言葉で置き換えて伝え、相手に理解させる。
当たり前のように思うかも知れませんが、これは1番難しく、大変なことです。
しかしここが、国語の学習において子供たちに求められる点です。書いてあることを正しく説明できるかどうかは、内容の理解が出来ているかに直結します。
ただ現状としてやはりそこまで出来る子供はなかなかいません。
もちろん、漢字や語句の知識の有無も関わってきます。
国語力=説明する力
と言っても、書いてあることの意味を知らなければどうにもなりませんし、また説明をすることも出来ません。この知識量に関しても各個人で変わってきます。
では、子供がどれほどの知識を持っているかを確かめるのに簡単な方法ないのか。
そこで音読なのです。
国語力をつけるための手段として音読は大変重要です。
なぜ音読なのか
次回に続きます。