動詞・進行形にできるかできないか

2016.09.21

こんにちは。千里丘教室の浜本です。

今日、英語の授業の中で、現在進行形を勉強しました。

そこで、生徒さんから

I  know  him.

I  am  knowing  him.

は、どっちも「私は彼を知っている」じゃないのか。

と言う質問が出ました。

 

いい質問ですね。

「動詞には進行形にできる動詞とできない動詞がある。

know はできない動詞なんだよ。」と答えました。

続けて「know の他に like や have も進行形にできないよ」

と言い、

「read や eat や swim など進行形にできる動詞との違いはなんだろう」

と聞きました。

その生徒さんの答えは、

 

「心の動きか、体の動きの違い」

 

なかなか鋭く、新説登場、正解かと思わせる回答です。

 

 

正解

進行形にできるかどうかの見分け方。

1分ごとに中断して、再開できる。 → 進行形にできる。

「know・知っている」は、1分忘れて、また再開なんてできません。

なので、冒頭の I  am  knowing  him. のような進行形にはできないのです。

ここで注意ですが、haveは、「食べる」と言う意味では進行形になります。

「I  am  having  lunch. 私はランチ中だ。」

「食べる」は中断、再開が可能だからです。

進行形そのものに「途中だ」と言う意味あいが含まれている、とも

付け加えておきました。

I  am  playing  baseball. 「私は野球をしている(途中だ)」

だから、その途中がない動詞は進行形にならないのだよ。

と、説明したら生徒さんは納得してくれました。

もうひとつ、

じゃ現在形はいつしてるの。

との質問も。

確かに進行形は、上記のように、今まさにしている(途中)なのですが、

現在形の I play  baseball.「私は野球をします。」は

いつしてるのでしょうね。

現在形は、「現在も過去も未来も、いつも」なのです。

現在形って名前がおかしいんだよ、と伝えました。

I play  baseball.は「私は(いつも)野球をします。」

って事で

野球部員、プロ野球選手が使う言葉だと言うと、

その野球部の生徒さんは少しうれしそうでした。

 

 

 

 

 

 

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