現在形=今?(解説編①)
伊丹北教室の高畠です。
先週台風が来てからというもの、一気に冷え込みました。
この気候の変化で生徒達が体調を崩さないか心配です。
さて、今回は「現在形=今?(問いかけ編)」の続きです。
英語における現在形とは何なのか
についてですね。
前回も書いたように英語と日本語において、これはかなり異なったものとなっています。
日本語における現在を「今」と捉えていると、英語における現在形が捉えにくくなってしまいます。
英語学習をする以上、避けて通れない点ですね。
ではおさらいはここまでにして、本題といきましょう。
英語における現在形のコアイメージは…
『いつ考えてもそれが当てはまるなら現在形』
このように言い表すのが適切だと思われます。
少々分かりにくいと思うので例を交えて説明していきましょう。
まず高校生が英文法の授業で時制の学習を行った際、現在形で表すものは以下のように学習します。
〜現在形を使用する表現〜
①現在の状態(学生である、住んでいる等)
②現在の習慣(毎週末部屋を掃除する 等)
③不変の事実(地球は太陽の周りを公転している等)
④確定しているもの(予定表、公演予定、時刻表等)
⑤時・条件を表す副詞節の中
⑥仮定法現在
大体この6つに分類されます。
※仮定法現在だけは少し特殊!
このように学習しますが、種類が多いため高校生には辛いものとなっています。
ただ、コアイメージからすると、これらが現在形で表現されるのは当たり前なのです。
まず①について。
I’m a high school student.
I live in Osaka.
現在の状態については、いつ考えても当てはまりますよね。
高校生であることがいきなり変わることは無いですし、大阪からすぐに引っ越せるということもありません。引っ越す予定があるなら別の表現を使いますしね。
次に②について
I clean my room every weekend.
I take tennis lessons twice a month.
今日が月初めの月曜日だったとしても、これらは現在形で表します。
週末と言う先のことや次のレッスンが行われるのが未来であったとしてもですね。
習慣を表す際、頻度を表す語句が伴うことが多いですが、結局はいつ考えてもそう言えるからと言う理由で現在形が使用されます。
③について
The earth goes around the sun.
地球がいきなり公転をやめるなんてことはありませんよね。不変の事実も、いつ考えてもそれが言えるため現在形が使われています。
…かなーり長くなってきましたね(°_°)
続きはすぐ更新します。今回はここまで。