現在形=今?(問いかけ編)
伊丹北教室の高畠です。
さて、今回は前回題に挙げた英語における現在形について書こうと思います。
今回と次回、高校生はブックマーク必須ですよ!
では本題を。まず下の文を見て下さい。
① I drink coffee.(私はコーヒーを飲む)
②I’m drinking coffee.(私はコーヒーを飲んでいる)
①は現在形、②は現在進行形で書かれています。
この二文を比べて、説明を考えてみましょう。
「②は『今』飲んでいるんでしょ?」
これがまず浮かぶのではないのでしょうか。
進行形について学習していれば、今その動作が進行していると感じることが出来ると思います。
では、それを踏まえてこの記事のタイトルを考えてみましょう。
日本語における現在とは、今のことですね。
では、日本語基準で考えてみると…
①の文は現在形で表されている
↓
よって現在のことを述べている
↓
現在とは今のこと
↓
つまり①の文は今のことを表している
と言うような順で考えることが出来るでしょう。
(論法に対するツッコミは無しです(´・_・`)今回は問題提起!)
このように『日本語基準』のもとで考えると、①も②も今のことを表現していることになってしまいます。
英語の表現では違う形で書かれているのに、日本語では同じ表現として捉えることも出来る…
これが、『日本語基準』で考える上で出てくる現在形についての問題点であり、日本人の英語学習者にとって厄介になっている点となります。
結論から言えば、ネイティヴスピーカーが用いる現在形の感覚と、日本語における現在形の感覚は違うのです。
これを学校では学習していないことが多いため、混乱が生じてしまっているのです。
実際、今回は簡単な例文でしたが、英作文に取り組む際には、どっちで書くのが正しいの?と、分からなくなる生徒がほとんどです。
では、英語における現在形は日本語とどう違うのでしょうか?
今回は問いかけ編です。
読んだ生徒は考えてみましょう!何人かで考えても構いませんよ^_^
考えてみた子は先生に言いに来てください!
次回が答えあわせ編です。合わせて読みましょうね。