科挙(かきょ)のお話

2020.08.27

皆さん、こんんちは。

短い夏休みも終わり、

いよいよ学校も始まっていますね。

 

実力テストを控えている方もいらっしゃると思います。

 

さて、今回は科挙(かきょ)のお話をさせて頂きます。

高校生の方なら、世界史で出てきたと思います。

中学生の方も、白居易(白楽天)が漢文で出てきたと思います。

 

科挙とは、中国の官吏登用試験です。

いわば、公務員試験ですね。

古代中国の隋の時代から清の時代まで

約1000年以上続いた試験です。

 

この試験を突破するには、

1.県試 2、府試 3、院試

4、歳試 5、科試 6.郷試

7、挙人覆試 8、会試

9、会試覆試 10、殿試 11、朝考

の11種類の試験を突破する必要があります。

いわば、超難関です。

 

さすがにこれだけの試験に突破すると、

合格者は、富と権力を手に入れますし、

その後の文壇(論文や小説、詩の世界)で

中心的な人物になっていきます。

 

つまり、国家公務員1種(財務省などに就職する試験)合格と

芥川賞受賞を同時に成し遂げるようなものです。

 

この試験を突破するには、学力だけではなく、

運がモノを言うと言われていました。

普段から陰徳を積み、自分の運を育てていく必要が

あったのです。

例えば、老人を敬うとか。

世のため人のために、無償で何かをするとか。

 

これは、現代でも当てはまると思います。

試験は、最後は運(そして体力)がモノを言います。

 

ですから、皆さんも自分の運を育てください。

運を育てる方法は

1、寄付をする

2、マイナス発言を一切禁止する

が主な方法として考えられます。

 

詳しくは、次回お話します。

(長くなりました…。)

 

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