おすすめ図書〜英語編〜

2016.09.14

伊丹北教室の高畠です。

今回はおすすめ英語図書の紹介です。

 

英語学習において様々な参考書が発売されています。

大学受験生は、数あるテキストの中から一冊ずつを完璧になるまで熟すことが大切ですね。

 

そんな中で今回私が一英語学習者としておすすめするのは、

 

『ここがおかしい日本人の英文法I〜III』

(T.Dミントン著、研究社)

 

この本は非常に面白いです。生徒に説明するための勉強になるので何回も読んでいます。

 

このシリーズではネイティヴスピーカーの視点から日本人が使用している文法についておかしい点や、ネイティヴスピーカーがその英語を聞いてどのように捉えるのかを述べてくれています。

また日本人が学習する文法を文法別に整理してくれており、高校生でもとっつきやすい内容になっています。

しかも、受験生が解くような

 

ザ・文法書!

 

という感じではなく、

 

実はこんな意味、ニュアンスがあるよ。日本人って極端な英語使ってるよ!

 

というように、普段文法問題を解くだけでは知ることが出来ないことがたくさん書いており、楽しみながら読むことが出来ます。

 

例えば…
①Paul is taller than I.
②Paul is taller than me.

この2つは比較級の文であり、日本語に訳せば

「ポールは私よりも背が高い。」

になります。文法的な誤りはどちらにもありません。

thanを接続詞として単独の主格代名詞をとるか

thanを前置詞として目的格代名詞をとるか

の違いです。

中学校では①で習うことの方が多いですね。

 

しかし、この2つの文のうち、ネイティヴスピーカーにとっては

①の文は非常に不自然、固い

②の文が普通

なのです。ラテン語由来の英語…など言い出すとキリがないのでここでは書きませんが、普段文法問題に取り組んでいるだけでは考えることもないですよね。

 

学習において、興味と印象は非常に重要な点です。

それを与えてくれる英語の学習本になります。

 

今回夏休みの読書感想文の課題本を探していたうちの教室の高校2年生に、このシリーズの一巻を貸してあげたところ、

 

非常に読みやすい!面白かった!という感想でした。

 

また、題にして書いた作文が優秀作品に選ばれたそうです。よかったよかった。

 

さて、少しは興味を持っていただけたでしょうか。

伊丹北教室の生徒は、読みたい場合先生に言ってください。一巻は常に教室に置いてあります。

保護者の方でも、興味がおありでしたらお貸しいたしますので、お電話くださいませ。

 

今回はこれまで!

 

ら抜き言葉、書かないとですね

 

オマケ

保護中の2匹はすくすく育っています

 

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